お茶バカ日記
5月1日

究極の茶摘み 


今日は、品評会出品用のお茶摘みです。
手間、暇、苦労を惜しまず、最高のお茶を作る事のみに専念しました。
朝早くから60人もの方にご協力頂き、さあ、いよいよ、摘み取り開始です!

まず、身支度から気を付けて。
みずみずしい新芽がもっとも嫌う、匂いをさせないこと!!
香水、ハンドクリームなどはもちろんだめ、石鹸の残り香も新芽に付けたら大変です。
流水で、手を綺麗に、綺麗に洗ってから始めます。
カンレイシャをめくっては摘み、めくっては摘みの繰り返しです。
覆いをしていた新芽をいきなり強い日に当ててはかわいそう、
隣の人とくっついたまま、少しずつ横にずれながら、摘んでいきます。
長い行列が少しずつ進んでいきます。
人差し指と親指の腹で、優しく折り摘みします。
柔らかい茎なので、そっと傾けてやるだけで摘み取れます。
決して爪など立てないように!!爪跡を付けてしまうと、そこから傷みが進んでしまいます。
各々、実物大新芽のカードを見ながら摘んでいきます。
これと、いちいち照らし合わせながら、最上級の芽を選んでは摘んでいきます。
究極のお茶を作るには、まず、究極の新芽から、です。
一芯二葉摘み、長さにしてわずか5、6pくらい。
手のひらにのせると、ほら、こんなにかわいらしい新芽です。
30分かけても、茶びくの底に一並べ程度しか摘めません。
このくらいで、すぐに大きなかごに移しかえ、茶工場に行くまでの間、日陰に置いておきます。
茶びくいっぱいに摘むと、下の葉が重みでやられてしまいます。
摘んでいる最中も、回収班が見回っては、摘んだ葉を回収していきます。
これが摘んだ葉、触るのにも迷うほど、
柔らかくて、輝いています。
これができあがった荒茶、通常の3倍もの時間をかけて仕上げました。針のようです。
もえぎ色の新芽ほど、色、艶が濃くなります。
黒光りしています。

10アールの茶園、60人で1日かけて摘んでも、わずか70s、大変貴重なお茶です。
本来なら、400sは穫れるところです。なんとも、もったいないような・・・。

でも、こんなお茶も作ってみたくなるもんなんです。
満足いくものができて、本当に嬉しいです。

みなさん、ご協力本当にありがとうございました。



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